SQLの定形的な訳についての覚え書き一覧を作成してみた                     

はじめに

SQLを使うことがよくあり、その説明文を日本語でどう記すかとなった時の覚書です。

置き換えをして読み解くなり、利用してもよいかと思います。


※変換自体で、本来の意味から逸脱しやすくなり、また日本語の解釈も人ぞれぞれであり、これが必ずしも正しいものではないことはご承知おきください。

利用時には、定義書などを作成し、この中では一律してこの訳で説明するなどの一覧の記載があると統一されて良いかもです。

SQLとは

SQL(Structured Query Language)は、関係データベース管理システム (RDBMS) において、
データの操作や定義を行うためのデータベース言語(問い合わせ言語)です。

SQLコマンド命令文(ステートメント)

【定義】
・CREATE:~を作成する(テーブル、ビュー、索引など)
・DROP:~を削除する(テーブル、ビュー、索引など)
・ALTER:~を変更する(構成など)
・TRUNCATE:テーブルのデータを一切削除する

【操作】
・SELECT:~を抽出
・INSERT:~を挿入する
・UPDATE:~を更新する(SET:~を設定)
・DELETE:~を削除する

【制御】
・GRANT:権限を付与する
・REVOKE:権限を削除する

SELECTステートメントについて

【操作基本】
・SELECT:~を抽出
・FROM:~から
・WHERE:~を条件(絞り込み)

【SELECT句】
・TOP:上位N件
・DISTINCT:重複除外

【別名】
・AS:列名(表示する列名)

【文字関数】
・LOWER:小文字に変換
・UPPER:大文字に変換
・SUBSTR:指定した文字を抽出する
・LEFT/RIGHT:文字列の左/右部分を抽出する
・CONCAT:文字列を結合する
・TRIM:(指定文字を)取り除く
・REPLACE:置換する

【数値関数】
・ROUND:四捨五入
・TRUNC:切り捨て
・MOD:剰余

【FROM句、結合】
・INNER JOIN:自己結合
→2つのテーブルの結合可能なデータのみ抽出
・OUTER JOIN:外部結合
→両方のテーブルの全データを取出、一致できる範囲で結合
・LEFT JOIN:左外部結合
→基準テーブル(FROM)の全データを取出、それに結合テーブル(JOIN)のデータを左から結合
・RIGHT JOIN:右外部結合
→基準テーブル(JOIN)の全データを取出、それに結合テーブル(FROM)のデータを右から結合
・CROSS JOIN:クロス結合
→両方のテーブルの全データを取出、すべての組み合わせで結合(n×m)
・ON:~を条件に

【WHERE句】
・BETWEEN:~から~の間
・IN:~を含む
・LIKE:~を含む(前方一致、後方一致、完全一致、部分一致)
・NULL:何もない

【論理関数】
・AND:かつ
・OR:または

【演算、演算子】
・比較演算子:以上、以下、超過、未満、同一
・四則演算:足す、引く、掛ける、割る

【GROUP BY句(グループ)】
・GROUP BY:~ごとに集約(まとめる)
・HAVING:~を条件(絞り込み)

【集約関数、要約】
・SUM:合計値
・MAX:最大値
・MIN:最小値
・AVG:平均値
・COUNT:件数
・STDDEV:標準偏差

【ORDER BY句(ソート)】
・ORDER BY:~をキーに並び替え
・ASC:昇順
・DESC:降順

【副問合せ】
・IN:~を含む
・EXSITS:~が存在する

【LIMIT句】
・LIMIT:取得件数制限

関係代数演算子系

【和、統合、連結】
・UNION :~と~の結果を統合する(重複は除外)
・UNION ALL:~と~の結果を統合する(重複も含める)
例)T1 UNION T2

【差、差分】
・EXCEPT:~と~の結果の差分を抽出する(重複を除去する)
例)T1 EXCEPT T2

【交差、積、積集合】
・INTERSECT:~と~の結果の重複を抽出する
例)T1 INTERSECT T2

【直積、クロス結合】
複数のテーブルのSELECT
例)SELECT * FROM T1 T2

【制限、選択】
WHERE句で抽出条件を指定
例)SELECT * FROM T1 WHERE A = 1

【射影】
SELECT句での列指定
例)SELECT A, B FROM T1

【結合】
複数テーブルの結合
例)T1 JOIN T2

【商】
直接記載なし

コメント

タイトルとURLをコピーしました